
年齢を重ねてから首こりが強くなった
仕事が忙しくて、いつも肩に力が入っている
デスクワークで一日中、同じ画面を見ている
介護や医療の現場で、常に気を張っている
立場や年齢は違っても、
首こりに悩む方のお話を聞いていると、
実はとてもよく似た共通点があります。
それは、体がずっと「緊張した状態」にあることです。
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首こりは「使いすぎ」だけが原因ではありません
首こりというと、
「筋肉を使いすぎた」
「姿勢が悪い」
と思われがちです。
もちろん、それも一因ではあります。
ですが、マッサージをしてもすぐ戻ってしまう場合、
原因はもっと別のところにあります。
私たちの体は、
「ここは安全だ」と感じているときには、自然に力が抜けます。
反対に、少しでも不安を感じると、無意識に体を固めます。
これは年齢や性格に関係なく、
誰の体にも備わっている反応です。
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加齢・運動不足・ストレス・一点集中
実はすべて同じ方向につながっています
加齢によって動く量が減る
運動不足で体を動かす刺激が少ない
ストレスの多い環境で、常に気を張っている
デスクワークで一点を見続け、頭を動かさない
これらに共通しているのは、
体から脳へ入る情報が偏りやすくなることです。
情報が少なかったり、同じ刺激ばかりになると、
脳は体の安定を正確に判断しにくくなります。
すると脳は、
「もしかして不安定かもしれない」
「倒れないように守らなきゃ」
と判断します。
このとき、真っ先に固められるのが、
頭を支える首や肩です。
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首や肩が固いのは、体が真面目に働いている証拠
首がガチガチな状態は、
体が怠けているわけでも、弱っているわけでもありません。
むしろその逆で、
体が一生懸命、守ろうとしている状態です。
だから、
「力を抜こう」
「リラックスしよう」
と意識するほど、うまくいかないこともあります。
体が安心できていないうちは、
首は勝手に力を入れ続けてしまうからです。
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ほぐす前に必要なのは「安心できる情報」
首こりを楽にするために大切なのは、
無理に揉むことや、頑張って伸ばすことではありません。
体に、
「ここは安全ですよ」
「動いても大丈夫ですよ」
という情報を届けてあげることです。
例えば、
視線を一点に固定したままではなく、ゆっくり動かす
足の裏の感覚を感じながら立つ
呼吸と一緒に小さく体を動かす
こうしたシンプルなことでも、
体の緊張は少しずつ変わっていきます。
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首がゆるむと、気持ちにも余裕が生まれます
体が安心すると、
首や肩の力は自然と抜けていきます。
同時に、
「なんとなくイライラする」
「余裕がない感じがする」
といった気持ちの緊張も、和らいでいくことが多いです。
首こりは、
年齢のせいでも、根性の問題でもありません。
加齢でも
運動不足でも
ストレスの多い環境でも
デスクワークでも
体が同じサインを出しているだけ。
まずは、
「ほぐす」よりも「安心させる」。
そこから、体はちゃんと変わっていきます。
では安心させると言うのは具体的にどういうことなのかどうしたらいいのか、
続きは次回、ご紹介していきます