
深く呼吸するために、できること
「最近、呼吸が浅い気がする」
そんなふうに感じることはありませんか。
「自律神経を整えましょう」
「深く呼吸しましょう」
そんな情報は、今ではたくさんあります。
でも、
「じゃあ、どうすれば深く呼吸できるの?」
というところまで具体的に知る機会は、意外と少ないのではないでしょうか。
以前、「呼吸が浅くなるとき、体で起きていること」というコラムを書きました。
今回は「呼吸とハーブティーで自律神経を整える」というテーマで、まちゼミを開催しています。
参加された方のお話を伺っていると、
「呼吸が浅い気がする」
「頭痛や肩こりがある」
「腰がつらい」
「気持ちが落ち込みやすい」
「なんだかイライラしてしまう」
など、身体だけではなく、気持ちの変化についてもお話しされる方がたくさんいらっしゃいました。
私自身、今年50歳になり、同世代や少し上の年代の方と接する中で、身体の変化だけでなく、疲れやすさや気持ちの揺らぎも感じやすい時期なのだと実感しています。
今回のまちゼミで大切にしたのは、「もっと深く呼吸しよう」と頑張ることではありません。
まずは、呼吸しやすい身体の状態をつくることです。
身体を見ていくと、胸椎や肋骨まわりの動きが小さくなっている方が多くいます。
肋骨が開いたままになり、呼吸に合わせた動きが小さくなると、「吸うこと」よりも「吐くこと」が難しく感じられる場合もあります。
その状態で「もっと深く吸いましょう」と言われても、なかなか難しいですよね。
そこで、呼吸だけを練習するのではなく、今の身体の状態を感じながら、胸椎や肋骨まわりを含めて全身を無理なく動かしていきます。
どこに力が入りやすいのか。
どこが動きにくいのか。
自分の身体に意識を向けながら、少しずつ動いていきます。
すると、面白い変化が起こります。
まちゼミでは、始める前と終わった後で、胸郭の動きを確認しています。
すると、皆さん1時間ほどの時間でも、胸郭の動きが驚くほど変化します
ご本人も、
「こんなに変わるんですね」
と驚かれたり、呼吸のしやすさを実感して喜んでくださったりします。
もちろん、胸椎を動かせばすべて解決する、という単純な話ではありません。
身体の動きが小さくなる背景には、長時間同じ姿勢で過ごすことや、身体を動かさない時間、緊張して身体を固める習慣など、日々のいろいろな積み重ねがあります。
だからこそ、一部分だけを動かしたり、ゆるめたりするのではなく、今の身体全体を感じながら動いていく。
その中で、身体が本来持っている動きやすさを少しずつ取り戻していく。
私は、呼吸のしやすさは、そのための大切な入口のひとつだと考えています。
そして、ここからが普段スタジオで行っていることです。
呼吸がしやすい。
身体が動きやすい。
その状態を、日常の動きにつなげていきます。
姿勢を保つ。
自分の身体を支える。
立つ。
歩く。
階段を上る。
物を持つ。
そして、必要な力をつけていく。
ボディメイクをしたい方も、体力をつけたい方も、身体の不調を減らしたい方も、まずは身体が動きやすいことが土台になると思っています。
だから私は、筋力トレーニングだけでも、ピラティスだけでもなく、その時の身体に必要なことを組み合わせています。
今回のまちゼミは、その入口となる「呼吸」に目を向ける時間でした。
深く呼吸することを頑張るのではなく、
「どうしたら、もっと呼吸しやすい身体になれるんだろう?」
そんなことを、自分の身体で感じてみる。
身体が少し動きやすくなる。
呼吸が少し楽になる。
そんな小さな変化が、毎日を過ごしやすくすることにつながっていくのだと思います。
今回のまちゼミも残りわずかとなりました。
10月13日(火)は、18:00と19:30の回にまだ空きがあります。
参加をご希望の方は、LINEまたはInstagramのDMからお気軽にお申し込みください。
また、まちゼミに限らず、普段の身体の状態を見ながら、運動や身体づくりを始めてみたい方の体験も随時受け付けています。
「呼吸が浅い気がする」
「肩や首に力が入りやすい」
「最近、身体が動かしにくくなってきた」
「これからも自分の足で歩ける身体をつくっていきたい」
そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。
LINEまたはInstagramのDMからお問い合わせいただけます。